Scratchというプログラミング学習ツール
中山です。
いままでいくつかの小中学校に出張講座を行ってきました。毎回、その学校で子どもたちに何を体験してもらうかを、その学校の現場の先生と相談し、決めていきます。しかし、学校の現場をみて、結局Scratchになることがほとんどです。ロボットであっても、基本はブロック命令を組み合わせしてプログラミングをすることなので、Scratchをベースになっているソフトを使うのが多いです。
Scratchを選んだ理由を考えてみました。
まず、やはりハードです。大阪の公立小中学校ではWindowsタブレットが配られ、使えるのがWindowsベースのソフトです。学校のパソコン教室にも同じくWindowsのパソコンです。そうすると、Windowsで動くものでないといけません。そうなると選択肢があまりないです。Web版で動くアプリもいくつかありますが、教室のネット環境が安定していない現状もあり、授業には使えづらいです。結局Windowsのローカルマシンで動くアプリを選ぶことになります。その結果がScratchです。
またiPadがある学校でも、Scratch1.4とほとんど同じ画面になっているPyonkeeがあります。ScratchまたはPyonkeeならどの学校でも体験授業の実施が可能です。
次、ソフトの機能から考えると、Scratchはお描きから、ロボット制御、ドローン制御まで大体のことができます。Scratch以外のアプリは低学年の生徒にも使えるようにかなり機能を削って、シンプルにしています。それをつかってもいいですが、私はいままで出張講座の対象がほとんど小学校の高学年か中学生なので、Scratchなら発展しやすいので、使いやすかったです。
だから、私は先生にScratchをおすすめしたいと思っています。
どのプログラミングツールでも、慣れるまで時間がかかります。しかし、慣れると、一気に使い道がわかり、自由に使えるようになります。センセイワークは先生が慣れるまで支援を行っています。
まず、Scratchを試してみてください。無料のScratchオンライン授業を公開しています。
記事:【教員向け】無料Scratchオンライン体験講座を提供
確かに、小学校ではプログラミングを教える必要はありませんが、プログラミング的思考を知るためには、プログラミングを少し学ぶことを大事だと私は思っています。2020年まであと2年間、今行動すれば2年後、プログラミング的思考またはプログラミング活用に必要な知識を十分勉強できます。
ご質問やご要望があれば、中山までご相談ください。
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