奈良女子大学附属中等教育学校、SDGsの課題解決にプログラミングを

奈良女子大学附属中等教育学校の二田先生のご相談をいただき、昨日、3名の中3生徒と一緒に、SDGs課題解決に、プログラミングを使うことにしてみました。生徒は事前に課題を決め、解決方法(アプリでマイカップを持ってくるお客様にポイントを付与することで、プラスチックゴミ削減を目指す)を考え、紙に自分の考えをすべて書き出してくれました。ミニプレゼンを聞き、細かいところまで考えていることに驚きました。今までプログラミングをしたことのない生徒なのに、アプリ開発の最も重要な最初段階―アプリのデザイン(画面だけではなく、全体の流れのデザイン)をちゃんとできています。恐らく、誰からも教えてもらわず、自分で考えて作ったプランです。本当に素晴らしい!

今回私の役割は技術的なサポートです。やはりプログラミングをしたことがない生徒にとって、アプリはどう作ればいいかがわならないです。今回はまずJavascriptを使って、アプリの最も重要な機能、QRコードの読み取りの作り方を教えました。入力ミスもあり、エラーを修正するためコードを何度も読み直しました。コード自体がすべて理解するのが難しいですが、このようにアプリが作られることを体験できたと思います。QRコードを読み取って、ポイントを加算できたとき、歓声を上げました。自分のプログラムがちゃんと動いていることが嬉しいですね。

QRコードを読み取れたら、次は各画面の制作が必要です。基本の作り方を教えて、あとは生徒自分で完成してもらいます。課題を解決するために、自分が学ばなければならないものに気づき、さらに、その学びを通して新しい知識を身に着け、まさにPBLプロジェクトベースの学習です。プログラミング教育はすべてこのような形になれたらいいなと帰りの電車で思いました。

来年の発表に向かって、いま生徒が頑張っています。私も全力で応援しています。最終的には本格的なiPhoneアプリを作ってみんなにつかってほしいのが生徒の目標だそうです。次の目標と学びを生徒自ら見つけて、すごいなと思いました。アプリを楽しみにしております。

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